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- 投稿日:2024年01月23日
- 職業訓練
職業訓練校ってなに!?~職業訓練受講開始までの流れ~
「職業訓練校」という言葉を聞いたことがある方はいらっしゃるかと思いますが
実際はどんな施設や機関なのか、どのような手続きをして申し込めば良いのか
詳しい内容を知らない人も多いかもしれません。
順を追ってご説明しますので最後までお付き合いください。
職業訓練校とは(概要)
職業訓練校とは一般的に、失業中または求職中の方が再就職を目指して技術を身に付けるための「職業訓練」を提供する施設のことです。
職業訓練は国や自治体が直接運営する施設のほか、委託を受けた民間の機関でも行われており、「ハロートレーニング」という愛称でも呼ばれています。
新しい仕事を始めたい方や、これから仕事を探そうという方が、業務に必要な知識・スキルを身に付けられるよう様々なコースが用意されています。
コースの種類は、建築・電気・情報システム(IT)・介護・ビジネス基礎・医療福祉などで
幅広い分野のコースがあり、スキルアップやキャリアアップに役立ちます。
詳しい職業訓練のコースを知りたい方は、ハローワークインターネットサービスのWebページで訓練内容や応募要項、訓練を実施している施設などを検索することができます。
・公共職業訓練と求職者支援訓練
職業訓練(ハロートレーニング)には2種類あります。
雇用保険(失業保険)を受給している人向けの「公共職業訓練」
雇用保険(失業保険)が受給できない人(受給が終わった方も含む)向けの「求職者支援訓練」
どちらも転職やキャリアアップを考えている人向けの再就職を優位に進める職業スキルや知識を身につけていく制度です。
・職業訓練のメリット・デメリット
メリット
1. 実践的なスキルの獲得
職業訓練では実際の業務に必要なスキルを効果的に習得できます。実地プロジェクトや実 習を通じて、実務で役立つスキルを身につけることができます。
2. 迅速な雇用機会の提供
一部の職業訓練では業界との連携が強く、卒業生に迅速な雇用機会を提供します。特定の職業への専門的なトレーニングは、雇用の際に有利になることもあります。
3. キャリアの方向性を明確に
職業訓練を受講することで、自分の興味や能力に基づいてキャリアの方向性を明確にす
る手助けになります。異なる分野を経験することで、適職を見つけやすくなります。
4. 少ない時間で専門知識を獲得
大学や専門学校に比べ、職業訓練は短期間で専門知識を獲得できます。迅速に職場で活躍するためのスキルを身につけることができます。
デメリット
1. 受講開始までに時間がかかる
職業訓練は申し込み後すぐに受講を開始できるとは限りません。受講の合否に向けて面接や筆記試験があり、さらに申し込み時期によっては合格~受講開始まで数か月を要するコースもあります。
また、受講期間が長いコースもありますので、今すぐ転職を考えている人にとっては活用しにくい側面もあります。
2. 一度に限定された分野に特化
職業訓練は通常、特定の分野に焦点を当てています。変化する労働市場に対応するためには、広範なスキルや知識が必要な場合があります。
3. 大学学位の代替にはなりにくい
一部の職業や職種では、大学の学位が必要とされることがあります。職業訓練だけでは、一部の職場でのキャリアの進展が難しいことがあります。
職業訓練を受講したことによって得られたこと(成功失敗談)
成功談
1. キャリアの方向性を見つけた
職業訓練校で様々な分野のプログラムを試しました。最初は迷いがありましたが、熱意を もって参加したプロジェクトで自分の興味を持てることを発見し、それがきっかけで、彼 は将来のキャリアに進む方向性を見つけることができました。
2. 実践的なスキルの獲得
職業訓練校で実践的なトレーニングを行うことができ、プログラム内でのプロジェクトや インターンシップを通じて、実際の業務に必要なスキルを身につけ、卒業後すぐに仕事に 就くことができました。
3. キャリアサポートの利用
受講前にキャリアサポートが充実している訓練校を選びました。卒業後、学校が提供する 求人情報やアドバイスを活用して、スムーズに就職先を見つけることができました。
失敗談
1. 適切なコースの選択ができなかった
将来の目標をよく考えずにとりあえず人気のあるコースを選びました。しかし、その分野 に本当に興味を持つことができず、卒業後に役立つスキルを十分に身につけられませんでした。
2. 学習ペースに追いつけなかった
プログラムのペースに追いつくことが難しく、理解するのに時間を要しました。結果とし て、学習の質が低下し、卒業後の実践的な仕事に適応できませんでした。
3. キャリアサポートがあまり無かった
受講前にキャリアサポートが不十分な訓練校を選びました。卒業後、求人情報の提供がなく、就職活動に苦労しました。キャリアサポートの充実は重要なポイントであることを認識できませんでした。
・おススメ!職業訓練コース紹介
~公共職業訓練のおすすめの職業訓練コース~
・Webデザインの職業訓練コース
・プログラミングの職業訓練コース
・医療事務関連の職業訓練コース
・パソコンスキルの職業訓練コース
・介護関連の職業訓練コース
・ビル設備関連の職業訓練コース
・電気工事の職業訓練コース
~求職者支援訓練のおすすめの職業訓練コース~
・プログラミングの職業訓練コース
・IT関連の職業訓練コース
・Webデザインの職業訓練コース
・事務関連の職業訓練コース
・介護分野の職業訓練コース
・公共職業訓練申し込みの手順
申込み手順は雇用保険の受給対象者か、受給対象者ではないかで異なります。
〇失業保険(雇用保険)受給資格がある人の場合
①情報を入手し、希望の職業・職種を明確にする
②入手した情報から受けたい職業訓練コースを決める
③ハローワークで求職の申し込みをする
④ハローワークの窓口で職業相談をする
⑤受講申込書を作成・提出する
⑥選考を受ける(面接や試験がある場合がある)
⑦合格したらハローワークに行き、手続き(就職支援計画書の交付)をする
⑧職業訓練開始!(入学・入校式)
〇在職中もしくは失業保険(雇用保険)の受給資格がない人の場合
①情報を入手し、希望の職業・職種を明確にする
②受けたい訓練コースを決める
③訓練校の開始日に合わせて退職日を調整する
④受講申込書情報を入手し、希望の職業・職種を明確にするに必要事項を記入する
⑤ハローワークで求職申込みをする
⑥ハローワークの窓口で職業相談をする
⑦窓口に行き、受講申込書を提出する
⑧選考を受ける(面接や試験がある場合がある)
⑨退職する
⑩失業の認定の手続きをおこなう
⑪合格したらハローワークで手続きする
⑫職業訓練開始(入学・入校式)
※上記手順は公共職業訓練の場合になります。
☆ハローワークでの公共職業訓練申し込みするときのポイント
「いい仕事があれば就職したいけど、とりあえず職業訓練も気になるな・・・・」という人は、今一度、自分がこれから就きたいと思う仕事に必要なスキルがあるかないかを再確認しましょう。
スキルに不安があるならば職業訓練を受ける気持ちをきちんと伝える必要があります。
「将来、○○の仕事がしたいのですが、今の自分ではスキルが追い付いていないと思うのでチャレンジする勇気が持てません。先日、職業訓練のことを知って、自分が足りないと思っているスキルを身に付けるチャンスだと思いました。なので、受講の申込みをしたいです。」というように。
窓口の職員の方は、
あなたが本当に受ける意思があるのか
訓練にきちんと出席するのか(出席率の制限があります)
訓練後にその訓練内容にそった仕事に就こうと思っているのか
を見ています。本当に受講したいと思ったら熱く思いを伝えましょう。
また、在職中の方は退職後、雇用保険の受給資格者になる必要があります。
求職申し込みの際に離職票などが必要で、離職票は退職日1~2週間後に自宅に届き手続きが開始できるため、退職後すぐに職業訓練を受講するのは難しいのが現実です。
スムーズな受講開始に向けてスケジュールに余裕をもって行動しましょう。
・職業訓練を成功させるポイント
~職業訓練を成功させるポイント~
・自分の進みたい就職先の方向性を事前に決めておく
・たくさんのコースの中から進みたい就職先に合ったものを選ぶ
・転職のアドバイスを受けながら実際の就職先で仕事をするイメージで学習する
職業訓練は転職活動や仕事に直接活用できる知識やスキルを身に付ける絶好のチャンスです。
ポイントを押さえて訓練を受講すればきっと自分自身のスキルアップに繋がると思います。
職業訓練を上手に活用して、転職成功率を高めていきましょう!
・㈱キャリアプラスの活用方法
㈱キャリアプラスの職業訓練は就職するために、単なるスキルを身につけるという内容ではありません。
キャリアプラスが提供する職業訓練は、職業訓練を卒業したみなさんが、新しい就職先で、自分らしく、長く活躍し続けられることに重点を置いてカリキュラムを組み、サポートしています。
また、履歴書や職務経歴書の書き方がわからない方や面接が苦手!という方もご安心ください。
就職活動に必須な、履歴書などの応募書類の書き方や面接のポイント、よく聞かれる質問などをプロがアドバイスします。
キャリアプラスがこれまでに培ってきた数多くのデータや情報を元にアドバイスを行うため、就職活動を有利に進められます。
また、ハローワークで募集中の仕事はもちろん、キャリアプラス独自の求人情報からも仕事探しが行えます。
分からない事や不安なことがあればお気軽にご相談ください。
お問い合わせ先:0120-930-291